レンタルカートに乗っただけでも、翌日名前も書けず、アバラも痛くなりました。
A.
運動不足のおじさんが10代に混ざって陸上的スポーツをする事は、まぁ無理でしょう。しかしレーシングカートは道具を使います。主なパワーはエンジンが出してくれますから、あり得ない程の筋力や体力は不要かと思われます。カートに不慣れな頃に全身筋肉痛になってしまうのは、普段使わない筋肉を総動員して操縦していることと、そもそも不要な操作を力いっぱいしているからに他なりません。もしシリーズチャンピョンの青年の頭をあなたの体と交換できたとしたら、それでもチャンピョンは前に出ることができるでしょう。なぜなら物凄い筋力は不要なのですから。
昔乗ってたよという話は時々聞きますが、人生後半になって始めた話はあまり多く聞きません。
A.
世間はどうか知りませんが、サーキットにいるとしばしば目にします。最近は耐久レースのハードルも下がり、先日もまず全てレンタルでおじさん仲間を集めて参戦してみようとされている方もパドックで見かけました。石野サーキットがサポートしてくれるので初めてでも安心です。実際に乗ってみればいいだけの話なので、乗ってみればいいじゃないでしょうか。70歳の誕生日に表彰台の真ん中に立ってるドライバーもいます。
コースから戻ってきても汗すらかいていません。
A.
カートをステアリングで曲げようとすると疲れます。しかし荷重を使ってカートが旋回するきっかけとバランスを作ってやれば勝手に旋回します。旋回しだすとカートはその軌道を描いたまま定常円で回り続けようとするのでステアリングはブレないように支えている感じになります。上手なドライバーが疲れにくいのはこのためです。定常円旋回に入れてアクセルを少しだけ開けておけば、エンジンが蹴り足す力でステアリングが曲がったままで固定されますので練習して見つけましょう(上級テクニック)。即ち強靭な肉体は必要ないという事ですが、ぜい肉は落としましょう。と言うかカートに乗り出すと勝手に落ちます。
自分の手に負えそうなのか、ちょっと試してみたい。先の事はそれから考えてもいいですか?
A.
もちろん試し乗りをするべきです。レンタルカートの先を垣間見たい場合はチーム練習日に合わせて石野サーキットに来れば試乗できます。ただし最低限コースライセンスの取得、レンタルレーシングスーツ、レンタルヘルメット、レンタルグローブの着用は必要です。あと、靴下はくるぶしが出ない長いタイプでお願いします。先日車好きなおじさんがやってきてMZエンジンを搭載するスポーツカートを堪能されました。タイムは50秒台前半程度でしたが、初めて乗られてそれくらい走れればいい線行ってると思います。レーシングカートが気になってるくせにレンタルカートでお茶を濁しているオジサンは集まれ。
子育ても終盤で学費が大変です。子どもが多くてお小遣いが少ないです。
A.
各自の台所事情はさておき実際の費用の目安は耐久レースにスポットで参戦なら数万円(大勢いると一人あたりは安くなる)?、勝者は自分ひとりで良く本格スプリントレースにチャーターカートで1回参戦なら練習も含めて10万円代前半?、長い趣味ならレンタルカートとマイカートの選択肢があり、ゴルフを維持するくらいと考えればいいと思います。ゴルフと言っても、健康維持のゴルフから、コンペ、トーナメント、ワールドツアーまで様々ですが、コストの掛かり方もそっくりです。ゴール設定でコストは変わってきますが、おじさんがちょっと楽しむ程度であれば月次な金額に落ち着くと思います。自分の様に表彰台を狙っちゃうと、家族の理解なしには事は運ばなくなります・・・。
A.
チャーター
まずレーサー家系でもなければ最初にチャーターの選択になります。チャーターとはレンタルレースカーとピットサービスがセットになっているサービスです。スタッフが1日あなたとレンタルカートに張り付き、皆親切に集まってきて世話をしてくれる試乗の状態と同じになります。あなたは走ることに専念し、適宜アドバイスも受けられます。スポット程度では数万円/日、程度の費用なので楽しい経験としてはコストパフォーマンスが良いと思います。年に4~5日乗車程度であればチャーターが一番。目に見えない隠れコストも無く払い切りで気楽なものです。メカに関する知識もほとんど不要。要るのはコーナー進入への度胸だけ!
レンタル/マイカート
月1以上乗車し、ホビーカーター(試合に関心は無く自己満足自己研鑽の為やエクササイズにカートを利用している人々)以上のポジションになってくるとチャーターではコストが高くなってくるのでレンタル/マイカートの選択肢が視野に入ってきます。どちらも日々の整備は自分で行う事に違いはありませんが、レンタルであれば日程調整等も不要で自分が乗りたい日に1日1万円程度のレンタル料のみで練習ができます。車両さえ確認できれば当日乗りもできます。マイカートの場合も当然整備は自分ですることになりますが、購入費用は掛かりますがレンタル料は発生しません。もちろんレンタルカートの整備方法は教えてもらえます。
中古車では早く走れませんか?
A.
新車がいいに決まってますし中古車では早く走れません(笑)。ただしそれは表彰台を狙うレベル位の話です。上手な選手であれば中古車でも表彰台に乗ります。実はそれ以前に重要な要素があります。それはこの記事を読んでいるようなあなたが未だ上手でないという事です。ただ遅いだけなら問題は少ないのですが最も問題にすべき事はクラッシュ。クラッシュするとカートは歪みます。この歪が繊細なコントロールを狂わせますし、弾性・ばね係数も左右変わってきますから粗相の度に操縦が難しくなっていきます。曲がりやすいのはフレーム、ステアリング操作をタイヤに伝えるタイロット、ステアリングシャフト、リヤのドライブシャフト等。でもこれらをハンマーで叩いたりして大体真っすぐにすれば石野サーキットで言えば38秒台には入ります。条件が揃えば37秒も入ります。要するに38秒台に入れられないうちは新車に乗る資格は無い...とは言いませんが、最初のうちは必ず壊しますので新車は勿体ないので上手になって技量が伸び悩んだら頃に新車・ノークラッシュの新古車を考えましょう。
ネットで探すと安いカートも見つかりますが。
A.
このサイトを訪れ、この質問をされている時点でチームやショップから購入される事をお薦めします。チームやショップで販売しているカートは少なくともあなたが練習するにあたり必要な整備をし、試合でも上位を目指せるように準備をして、更にメカニックが試乗して納車をします。売り手側に責のある事項は納車後でも当然対応してもらえますが、ネットで購入したものにはこういったサポートは期待できません。格安に設定されているカートには訳があります。練習したりレースをするよりも、どうしようもない車両を走行可能にしてみようといったメカニック的楽しみ方のためにあると考えたほうが良いかもしれません。あなたがドライビングテクニックの向上を考えているのであれば迷わずにチームやショップから購入してください。
中古タイヤでも早くなってきました。
A.
初心者の頃はタイヤのディンプル(車で言う溝の深さ)が無いようなタイヤと新品タイヤの差が感じられません。もちろん自分も分かりませんでしたし、分からないどころか皮のむけてないタイヤは滑ってかえって怖いといったマイナスの印象すらありました。
もしあなたが40秒台を切り外荷重が分かりだしたら、石野サーキットで言えば1コーナーにパワーオンで入っていけるようになりだしたらできるだけ新しいタイヤで練習するようにしてください。新しいタイヤとは新しいという意味で、肉厚のある古いタイヤはこれにあたりません。グリップのあるタイヤで走れば、更に1コーナーの奥にまで入っていける筈です。コーナーが曲がれなかった時、原因が操縦なのか、タイヤなのか、路面なのかが分かるようになれば大したものです。