チェーンとタイヤ
いよいよ整備らしい事を始めていきます。細かな話をすればきりがありませんが、普通車の感覚で整備のようなことをしてもカートは早く傷んでいきます。どうしてその整備(清掃)が必要なのかを理解して、できるものから実施することをお奨めします。
いよいよ整備らしい事を始めていきます。細かな話をすればきりがありませんが、普通車の感覚で整備のようなことをしてもカートは早く傷んでいきます。どうしてその整備(清掃)が必要なのかを理解して、できるものから実施することをお奨めします。
エンジンマウントをズラせばチェーンを外して丁寧な洗浄ができます。
エンジンマウントの奥にあるキャップボルトを緩めてエンジンを後方へスライドさせますとチェーンが外せます。エンジンマウントのキャップボルトは大きな力で締め付けるのでL型レンチでは対応できません。チェーンやスプロケットの谷の部分には細かな金属が付着しており、チェーンを張ったままではこれらの汚れを落としきれません。金属粉は長い目で見ると駆動系の摩耗につながるので可能であれば落としておきたい汚れです。
自分はパーツクリーナーで洗浄してCRCを吹き付けておきます。スプロケットの谷も丁寧に拭き取ります。
これでエンジンマウントのH8キャップボルトを開け締めします。
ラチェットハンドルからビットまでの距離を稼ぎます。
大きな力でボルトを締められます。首元のスイッチで回転方向を決められます。
後ろスプロケットはM10ナットとM5キャップボルトで留められています。ラチェットとL型レンチで取り外します。
タイヤを外せば、チェーンも交換できます。
タイヤの脱着は難しくありません。ただホイールナットを締めるときには順に仮締めしていき、最後はTハンドルが少ししなるくらい締めます。
これでソケットを回します。
M6ソケットでホイールナットが外せます。
スプロケットを外せはガソリンに漬けて洗浄したり、山数(丁という単位)を変えて変速したりできます。
タイヤの脱着は難しくありません。ただホイールナットを締めるときには仮締めしていき、最後はTハンドルが少ししなるくらい締めます。
スプロケットの装着は注意が必要です。スプロケットの相手方をスプロケットハブと言いますがこれはとても柔らかい粘土のような材質でできています。ハブのナット側に必ずワッシャーが来るようにして接地面積を増やし、増し締めしたときに陥没しないように注意します。締めすぎにも注意します。
M10ラチェットと組み合わせてスプロケットを外します。
ラチェットとL型レンチで取り外します。